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2009年2月20日 (金曜日)

『テンペスト(下)花風の巻』 池上 永一著

book さすがに上下巻合わせて2段組800頁を超えるwobblyという超大作は内容も読み応えのある作品でしたhappy01

テンペスト 下 花風の巻 Book テンペスト 下 花風の巻

著者:池上 永一
販売元:角川グループパブリッシング
Amazon.co.jpで詳細を確認する

約500年続いた琉球王朝末期、王宮を舞台に評定所筆者主取として国政に手腕を発揮していた宦官・孫寧温が琉球の宗主国である清の国相を殺害した罪で八重山へ流刑となるシーンから下巻は始まります。
一度王宮から追い出されたものは二度とは王宮には戻って来られないはずなのに寧温はその美しさから国王の側室候補として八重山の女性として再び王宮へ、そして向一族の真美那とともに見事側室として”あごむしられ様”として王宮の女の園・御内原で暮らすようになる。
これまで宦官として性を偽り男として王宮で生きてきた寧温は今度は”真鶴”として側室としての人生を歩み始めようとしていた・・・・そんな最中、那覇港にアメリカのペリー率いる大艦隊が条約締結を求めやって来た。
対応に苦慮する王宮は王の恩赦により流刑先の八重山から寧温を呼び戻そうとするが・・・今、寧温は王のお膝元に側室として仕えている。
果たして寧温はこの事態にどう対応するのか?
そして窮地にたたされた琉球の進む道は何処にあるのか?

pencil『テンペスト』公式WEB(角川書店)へ
   あらすじ・人物相関図なども


cat上巻では女人禁制である政治の中心・評定所へ性を偽り科試を主席合格していきなり評定所主取として着任した寧温の出世物語が中心でしたが下巻ではいよいよ琉球王国に黄昏が迫る中、宦官・孫寧温(男)から側室(女)へと本来の性を取り戻した真鶴が再び政治の表舞台でこの難局に立ち向かう姿が描かれています。

歴史好きの私でも琉球が日本に併合される過程というのはほとんど知りません。

学校の歴史の教科書にもあまり詳しくは触れられていなくていつの間にか明治新政府の発足と同時に日本の正式な領土として取り込まれていました。

当然、沖縄県の人たちはきちんと自分たちの歴史を認識しているので”日の丸””君が代”に敏感な反応を示されるのだと思います。
過去の琉球と日本の間の出来事をしっかり把握していない我々本土の人間とはこの点でズレがあるのだと思います。

登場人物の織り成す物語以外にも琉球の歴史、日本の近現代史の一部を学ぶ上でも興味深い作品となりました。
圧倒的なボリュームに初めは圧倒されると思いますが、本当に読みやすい語り口で登場人物もいききと描かれています。
この手の歴史を背景にした作品にありがちな固い口調を避けて読みやすさに重点を置いたためそのボリューム量に比し頁をめくる指が早く動くほどたっぷりと作品世界に浸れ入り込んでいけます。ヽ(´▽`)/

この終わりかただとなんとなく続編も期待しちゃいます
ぜひ、戦後の米軍統治下までの再びの長編歴史ドラマをよみたいなぁ(o^-^o)

  

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