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2007年8月21日 (火曜日)

『震度0』 横山 秀夫著

久しぶりに読み応えのある作品に出会えました!
そして警察小説には定評のある横山作品です。

 

震度0 Book 震度0

著者:横山 秀夫
販売元:朝日新聞社
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震度なんてタイトルにありますが地震によるパニック作品ではありません。

だって震度ゼロなんですよ。

とはいっても物語は阪神大震災が発生したあの日の朝から始まります。

この時の朝、震源から遠く700kmもはなれたN県警察本部の事務方の重要人物である警務課長の行方が分らなくなりました・・・事件か事故かあるいは失踪か?
この段階で幹部たちの頭は震災よりもこの警務課長の事件に埋め尽くされます。

やがて県警幹部それぞれの思惑が交錯しながら事件は意外な結末を迎えます。
その結果が震度0?

未曾有の大震災の裏で自身の保身に奔走する県警幹部とその妻たちの人間ドラマが物凄くよくできています。

警察庁キャリアの県警本部の本部長、警務部長。
ノンキャリアの刑事部長、生活安全部長、交通部長の3人。
そして準キャリアの警備部長。

キャリアVSノンキャリアの対抗から事件の進展にあわせやがてキャリア同士、ノンキャリア内での地位争いへとドロドロした展開へと話は進みます。

震災への関心よりも自分たちの地位を脅かすかもしれない警務課長の失踪への対処に奔走する警察幹部たちの行動に読んでいて呆れてしまいますが、しかし実際はこういったものかも知れないと思うと、警察組織引いては官僚組織の問題点を教えてく、また考えさせてくれる作品でした。

この作品がこの夏にWOWOWでドラマ化されました。
出演者は原作のイメージそのままのキャスティングで私はよく小説を読みながら、勝手にキャスティングしているのですが、なんと2名ほど実際のドラマ出演者と重なっていました。
  詳しくはYahoo!テレビの特集「震度」をどうぞ!
   《作品のあらすじも掲載されています。》

警察組織は閉鎖的な組織であるとよく耳にしますが、この作品を読むとそれも納得できます。特に地方の警察組織の人事権までも警察庁から出向のキャリア官僚が握っている(少なくともこの作品中ではそうです)ことに少し驚きました。
地元生え抜きの優れた警官でも中央からやってきたキャリアの意に沿わなければ出世もままならない。中央集権から地方分権へと政治・行政体制を変革しなければならないと叫ばれて久しいですが、実体としてはこういった中央支配は直ぐには変わりそうにも思えません。

作品中で解説されている地方公務員である警察官も本部の部長クラスである警視正に昇格すると身分が国家公務員になるという話も初めて聞いて面白かったです。
住む住宅も官舎から公舎へと変わるそうです。
以上 豆知識・・・。


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