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2007年7月19日 (木曜日)

ペットボトルは焼却処分したほうがよいという意見

通販生活という通信販売のカタログ雑誌があります。
文字通り通信販売のための商品記事が主なのですが、このカタログ雑誌の優れている点は、様々な特集記事や連載記事などの読み物としての部分だと思います。
私は商品はほとんど買うことはないのですが、この読み物部分を目当てに年間購読しています。たしか継続購読なら2年分(年4回刊行)で1000円程度だったと思うので雑誌より安価です。
今回の話題は、この通販生活の別冊「買物バイブル08年版」からの記事からです。
本書は店頭で¥500で販売されています。通常の通販生活とは異なり商品紹介が99%の紙面構成になっています。

特集として「もったいない」をテーマに特にリサイクルのやり方に潜むもったいないの問題点を指摘しています。
この中で「ペットボトルのリサイクル」に潜む問題点について書かれた記事がなかなか面白かったのでちょっとご紹介します。

大学で資源材料学を専門に研究されている武田邦彦教授が「ペットボトルリサイクルの矛盾点」について問題提起しています。

簡単に内容を整理すると

ペットボトルのリサイクルにはコストがかかりすぎるので分別回収せずに燃やせるごみと一緒に焼却処理したほうがよいとの見解です。

なんだかこれも時代の流れと逆行するような考え方のように思えますが教授の研究によると・・・・・・
   1リットルのペットボトルを分別回収するための
      人件費・リサイクル施設までの運搬費などで
          1本あたり26円のコストがかかるそうです。

さらにリサイクル施設で
  ペットボトルを樹脂原料にリサイクルするのに要する費用として
              
7.6円必要らしいです。

ペットボトル1本を作るために必要な石油の量は約40gリサイクルにかかるコストを石油に換算するとあらたに約150gの石油を消費することになるそうです。実に3.5倍もリサイクル費用がかかるんだぁ~。どんなものでも処理にコストがかかるは必然でどうしようもなことだけど、ちょっとかかりすぎでは?しかも単にお金というコストだけではなくエネルギーコストとして石油が係ってしまうのはねぇ~。

本末転倒とはこういうことではないでしょうか?

なんでもかんでもリサイクルすることが良いようなイメージが先行してしまってコスト面を度外視してしまう傾向に教授は警鐘を鳴らしています。

容器包装リサイクル法
が制定されて製造メーカーはリサイクルされるのだから大量に生産しても良いとの考えで様々な商品を市場に送り続けています。
私たちもコスト面では不利であることをある程度承知して分別してごみ処理をしています。でも実体を知るとこれでいいのか?と考えちゃいますね!

ではペットボトルの処理はどうしたらよいのか?
リサイクルのために製造時に必要な石油量の3.5倍もの石油を消費してしまう矛盾にたいしてはどういった処理が望ましいのかというと教授は単純に燃やしてしまえばいいと結論付けています。
  可燃ごみと一緒にペットボトルを焼却処分した場合
           1本あたり1.8円
のコストで済んでしまう

う~んかなり乱暴な結論のように思えますが、分別収集による余計なコストを抑えるために可燃ゴミと一緒に焼却処分するのがよいのだそうで、現在稼動中の焼却処理施設では高温焼却をするのでペットボトルからでるダイオキシンなどの問題はないそうです。それよりも各焼却処理施設では焼却時の熱エネルギーを再利用しているそうです。温水プールや入浴施設なんかがよく焼却場に隣接設置されていますよね。これをサーマル・リサイクルというのだそうです。

しかも実際にペットボトルのリサイクルの実体は分別回収した30万トンのうち僅か1割だけが樹脂原料にリサイクルされるだけで残り9割は海外に輸出(ゴミの輸出?)されたり前出のサーマル・リサイクルとして焼却されているそうで、これは私たちがイメージしているリサイクルとはかけ離れているように思えます。
回収量を増やしてもリサイクルには何らかのエネルギーを必要とするので結果的には原材料費以上のコストが必ず付加されることは避けられません。

リサイクルも経済原理にかなった処理方法を選択しないと余計なエネルギーとお金を無駄に消費してしまうという実体も知っておくべきです。

【武田邦彦教授の著作】

 

環境問題はなぜウソがまかり通るのか 環境問題はなぜウソがまかり通るのか

著者:武田 邦彦
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環境にやさしい生活をするために「リサイクル」してはいけない Book 環境にやさしい生活をするために「リサイクル」してはいけない

著者:武田 邦彦
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リサイクル幻想 (文春新書) Book リサイクル幻想 (文春新書)

著者:武田 邦彦
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前回の地球温暖化に潜む問題といい環境問題についてはもう少し多角的な観点から見直すべきではないでしょうか?

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