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2007年7月18日 (水曜日)

『恐怖の存在(上下巻)』 マイクル・クライトン著

私はという言葉が嫌いです。(なんだか爆弾発言みたい)

地球温暖化といった平均気温が今よりも上昇するという予測を何かとてつもない危機の到来のように使われているのが気に入らないねぇ。
もっと突っ込んだ言い方をすれば意図的に作られた恐怖に踊らされているのではないか?と思うようになりました。

どうしてこんな世間に逆行するような考えに至ったかというとある一冊の本に出会ったからです。
あまのじゃくといわれるかもしれませんが時間がある方は少しお付き合いください。

 

恐怖の存在 (上) Book 恐怖の存在 (上)

著者:マイクル・クライトン
販売元:早川書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ジュラシックパークやER救急救命室の原作者であるアメリカ人・マイクル・クライトンの著書『恐怖の存在』です。
彼は医者の資格もあり、科学的根拠に基づいた作品も多数手がける人気作家です。
代表作『ジュラシックパーク』では古代の琥珀に閉じ込められた蚊の体内から恐竜の血液を採取しDNA複製をして現代に恐竜を誕生させるという科学的根拠に裏付けられたアイデアで現代に恐竜の島を再現してみせました。

この作品は世界的環境保護団体が計画する地球規模の環境テロに対抗する主人公たちの活躍を描いたもので、ちょっと内容的には各方面からバッシングを受けそうなストーリーになっています。特に環境保護団体が悪役になっていて・・・・。
そしてこの本の面白いところは地球温暖化に真っ向から反対する内容となっている点です。
しかも作品の中に現実の気象データや学会で発表された論文が多数引用されていて地球環境の真実(現実)を提示しています。
そのため作品中に頻繁にグラフなどが登場して小説なのかドキュメンタリーなのか分からなくなってしまいそうです。
そしてこれらのデータやその解説(主人公の言葉を介して)を知るうちに、今、誰もがためらうことなく使う「地球温暖化」という言葉に対する考えが少し変わる(揺らぐ)のです。
これが作品の中で展開されるカタストロフィー表現の娯楽性に加わり読んでいて面白い作品に仕上がっています。

特に地球温暖化に関して作品中の記述で私が気になった点は次のようなものです。

 平均気温のデータは都市部のものが多くヒートアイランド
 現象など都市部特異の気温変化を考慮していない。

 平均気温が上昇している観測点もあるが逆に平均気温
 が低下して寒冷化傾向を示しているポイントもある。した
 がって氷河の氷が融けだして後退している氷河もあるが
 逆に氷河がより内陸に発達している氷河もある。

 気温の変化の観測記録には古いものがなく数十年程度
 の変化の様子しか提示されていない。しかも長期間の継
 続した記録は大都市のものがほとんどで、未開発地域の
 気温変化を長期的に判断するデータが無い。気温が上昇
 した年代からの統計を示されれば気温の変化を示すグラ
 フは上昇傾向にあるものとしか理解されない。

 温暖化の原因が人類の活動による温室効果ガスなどの
 影響だとは最終的に結論付けされていない。逆に温室効
 果ガスによるものではないという研究成果もある。

 客観的観点からの気温データの扱いや学会での地球温暖化に疑問を投げかける研究成果がマスコミの話題に上がらないなど、現実社会が、はじめに温暖化ありきで誘導されている可能性も簡単に否定でなくなります。(最近この点に気づいた人が少しずつ増えているのが少し嬉しい)

恐怖の存在 (上) 恐怖の存在 (上)

著者:マイクル・クライトン
販売元:早川書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 

当然この作品も賛否両論ありますが、アメリカの大学では環境問題をテーマにしたゼミなどでテキスト代わりに使われ場面もあるそうです。

ちょうど真逆の趣旨である『不都合な真実』が映画化されて全世界的にもヒットしているのとは対照的に数々のヒット作品を生み出しているマイクル・クライトンのこの本は内容的にも反発を生みそうなので、さすがのハリウッドも映像化には躊躇しているのでしょう。
でも作品の内容はスリル万点の間違いなく第一級の娯楽大作になりうる素材です。

ここで誤解をされないように私の考えを整理すると、エコロジーとかリサイクルとかの環境問題については資源の有効活用、自然環境の維持という観点から私は大賛成です。(その手段が理にかなっている限りですが)
実際にごみの分別もしっかりやるし、清掃活動(美化運動)にも参加しています。
でも地球温暖化のために温室効果ガスの排出規制などには懐疑的です。
京都議定書をアメリカが批准しない(脱退しちゃった)ことに批判的な意見があふれていますが、京都議定書の内容をクリアするためにはコストがかかる割には効果が薄いという事実もあります。
オゾン層を破壊して温室効果を促進している恐れがあるという温室効果ガスを減らすためにはかなりのコストがかかるのです。しかも実際の削減による効果を測定する手段がないようにも思えます。人為的な影響がなくても地球の平均気温は大きなスパンでみればもともと上昇傾向にあります。(氷河期と間氷期というサイクルを考えれば当然)

100年後に予想される気温上昇を抑えるために現在、大量に資金が投下されることになります。
しかもその予測は限りなく不正確です。

2100年の予測では平均気温が最大推計で6.4度(最良推定値1.8~4度、海面水位は平均推計で38.5cm(最大推計59cm)上昇すると予測され ています。
温暖化の最大の関心時である海面上昇って年々予測値が下方修正されていますよ、私の子供のころは国会議事堂が水没イラストが本に載っていまし た。しかし実際には1mも上昇しないようです。そんなのは予測で実際はもっと海面上昇するかもしれないぞ!との反論には、平均気温の上昇の予測も否定するのか?と逆に反論したい。要はとんでもない長期の予測によって現実の行動規範が制約されるというのはナンセンスではないかと思うのです。
予測技術の向上により今後100年間の平均気温の上昇が現在出されている予測値を下回り僅かであるという予測が出されたら・・・・過去の実例をみても過去に予測された数値というのはほとんど過大予測であったというケースがとても多いと思います。

マイクル・クライトンの考えは100年先にどうなっているかわからないようなことに資金を投下するよりも今現在、地球上でおきている貧困や政情不安の解決にもっとエネルギーを傾けるべきではないかということです。私も人類の選択としてはこの方針の方が妥当だと思います。
この考えは作品の中にうたわれているものではなくNHKの番組の中の対談で氏が述べています。
今から将来に備えるという考え方も重要だとは思いますが氏の考えは、100年後の予測など当たることはないだろうというもので、100年後の気温上昇などスーパーコンピュータでも予測できないものを生身の人間がどうして予測しえるのか?
確かに気象庁の長期予報なども最新技術をつかったスパコンと数十年分の気象データを活用してもなかなか当たりません。
自動車が発明されてから100年。100年前の人たちは馬車がすべて自動車にとって代わって一日に地球上で何千人もの人間が自動車に殺されるような状況になっているとは予想すら出来なかったでしょう?(この話に私は素直に納得)

我々は何に怯えているのか?

極地の氷が溶けて海面が上昇して住みかが失われること?
オゾン層の破壊による紫外線の影響で皮膚がんになること?
夏になれば外に出られないくらい気温が上がってしまう?
逆に冬になれば雪が降らずスキー場が倒産してしまう心配?

温暖化しているのに冷夏の年があったり豪雪の冬がきたりしています。
これって地球温暖化ということよりも気候変動ではないのでしょうか?
そして気候変動というのは地球の歴史からみても当然のことではないでしょうか?
過去に地球には氷河期とよばれる時期があったことは皆さんご存知ですね?
しかも何回も氷河期と間氷期が繰り返しありました。
地球規模で見れば寒い→暑い→寒いという気候を繰り返しています。
氷漬けのマンモスの時代から今は温暖化の時代へ変化している途中なのだそうです。
いってみればこれって当然の現象です。
地球は自然のままでも、このさき温暖化していきやがて氷河期に至る。
当然、溶け出す氷河もあるし、溶けた分の海面上昇もあるかもしれません。
今と同じ気温と気候でこの先数万年いられるわけでもありません。

集中豪雨、季節外れの猛暑、豪雪、冷夏、暖冬と最近は何かと異常気象と呼ばれてしまいますが、これも短い人間の経験値から判断されただけで、本当は異常気象なんかでは無いのかもしれません 。そもそも一人の人間が経験則で物事を判断できるのは100年程度でしょう?
地球規模の現象に100年程度の定規をあててもね・・・・。

話を作品に戻します。
作品に登場する国際的環境保護団体(グリーンピースではありません)は、国際規模の環境会議に照準を合わせ各地で大規模な工作活動を計画します。南極の氷河に爆薬を仕掛けて大規模な氷河の流出を企てたり人工的に集中豪雨を起こしたり、挙句の果ては大陸棚を崩落させて大津波を発生させようとします。
彼らの目的は世界規模で発生する気象変動とそれにともなう災害の恐怖を民衆に見せ付け自分たちの活動を優位に推進すること、活動資金を資本家から集めやすくすることです。そのためなら多少の犠牲は厭わない・・・。
そんな恐ろしい計画がすすめられるなか環境会議に向けて集めた気象データを着実に進行している地球温暖化のゆるぎない証拠として確立させるべく主人公と環境保護団体との間でディベートが繰り広げられます。そのシーンで主人公は気温の変化を示すデータにことごとく反証を述べ、一連の地球温暖化が実は人為的に作り出された人類全体への新たな恐怖にすぎないと主張します。
では誰が何の目的で、あらたな恐怖を作り出したのか?
それは東西冷戦終結に端を発した人間社会の必要悪というべきもの・・・・・。

かなり熱心な地球温暖化支持層には受け入れがたいものですが、そういう方に是非、読んでもらいたい本です。

続きは実際に本を手にしてお楽しみください!

そういえば私の子ども時代の子供向け理科のよみものによると、もう地球上からは石油が枯渇しているはずなんですが・・・・・。
30年の間に何がどう変わったのでしょうか?

そして温暖化理論はどれも予想であって実証されていません。
したがって確定的なものの言い方はもっと控えるべきではないかと私は思います。

はるか上空成層圏に目を向けるのもいいですが足元の悲劇に目をそらすための行為であってはいけないとも思います。

実際に私の周りにも私のこういった考えに真っ向から否定してくる人間がいます。もはや地球温暖化は熱狂的な宗教とおなじで反論を許さないといった風潮が生まれつつあります。
環境問題も一つ一つの問題については実に深刻な内容を含んでいる場合が多くすぐに取組むべき課題も山積していますが、すべての問題を無理やり統一した理論に結び付けて捉える必要はないと思います。

何もかもすべて地球温暖化に結び付けて考えるはもうやめましょう。

お勧めサイト・・・私の生半可な知識で余計にもやもやしちゃった方はどうぞ!
http://www.k3.dion.ne.jp/~akiradzf/the_Earth.htm

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