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2006年6月24日 (土曜日)

荒蝦夷-熊谷達也著

私の住んでいる青森県の下北半島は、その昔、東北アイヌ民族が住んでいた土地です。

地名にも北海道と同じようなアイヌ語に由来するものが多く難読なものばかり。

尻労(シツカリ)や寒立馬で有名な尻屋(シリヤ)もアイヌ語が語源の地名だそうです。

地名写真家 西村文一氏のWEB「北辺の軌跡」
http://www2.tba.t-com.ne.jp/hp-33kaiten/up/nishimura1.html

荒蝦夷 Book 荒蝦夷

著者:熊谷 達也
販売元:平凡社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

今回ご紹介する本は「荒蝦夷(あらえみし)」という古代東北における荒蝦夷(朝廷に従属しない蝦夷)とよばれた土着の民族と大和朝廷との戦いを描いた歴史小説です。

東北アイヌ=荒蝦夷なのか?いまいち、分りませんが、当時も荒蝦夷の主な勢力は今の宮城県に大和朝廷が置いた多賀城のすぐ北の地域あたりのようです。
胆沢、伊治、紫波などの地名(部族の名)も登場します。

大和王朝と古代東北といえば
征夷大将軍・坂上田村麻呂が有名ですが
この小説では彼はまだ、若く活躍の場も殆どありません。

ちなみに私が住んでいる町から南に40分ほど車を走らせると
彼が刻ませたという「日本中央」の碑が発見された場所があり
今は公園になっています。(本当かいな?)
こんな本州の北の端を日本の中央としたのは
大和朝廷の領土拡大を更に推し進めようという
意思の現われだと思います。

さて、この物語は、この坂上田村麻呂の約一世代前の人物たちにより展開されます。
荒蝦夷の叛乱といえばアテルイという人物が有名なのですが
彼もこの小説では、まだ父親の元に身を寄せていますので
主な登場人物ははじめて聞く名ばかりです。


テーマが超マイナーな時代設定なのではじめはちょっととっつきにくいと思われました。
とくに登場人物の名前は、ルビをしっかり読んで頭に入れておかないと大変です。

しかし、会話も現代風にアレンジされていて読みやすいので一気に読破できる内容です。
読むのが遅い私でも一日2時間で3,4日かからずに読み終えました。

戦国時代小説などの比較的資料が多く、事実がある程度客観的に伝えられているものに比べると、古代東北については、ほとんど詳細な記録がないので、作者は、ある程度自由に創作できたのではないでしょうか?(ただ自由とはいっても大変な作業ですが)


東北に住んでいる方は遠い祖先のドラマをこの機会に是非読んでおくのも良いかと思います。
ただ人肉を食らうシーンや残酷な処刑描写があるので、ご承知おきください。


これを読むと国造(くにづくり)とはまさに国内の異民族の統一に他ならない、改めて単一民族といわれる日本も決してそうではないのだ・・ということを思うようになります。

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